製造現場に集塵機を導入する場合、初期費用は集塵機本体の価格だけではすみません。また、集塵機メーカーでも価格表は用意していないのが一般的で、初期費用の概要や相場感、集塵機の低コスト化の理由など、費用に関する多様なポイントをまとめてみました。
集塵機の導入にかかる費用は、装置本体の価格だけではありません。製造現場で集塵機が適正に稼働する状を構築する必要があり、プラント向けのオーダーメイド型システム発注といえます。
そのため、集塵機のメーカー各社でも価格表がないのも一般的。見積を依頼する場合、導入する製造現場での測定などもするケースがあり、見積自体は無料対応してくれるメーカーでも、交通費など実費は別途発生することがあります。
また、集塵機の導入にあたっては関連する工事費用や消耗部品代などもあり、メーカーに相談してシステム提案と見積をもらうことからスタートしましょう。
集塵機の低コスト化が実現しているという点について、集塵システムの専門会社ディーオの公式HPに掲載されている「安い集塵機って実際にどうなの?」(2022年2月24日現在)という記事に3つの理由が掲載されているので紹介しましょう。
環境対策は世界中の企業にとっても優先順位の高い課題であり、集塵機の需要が高まっているという背景があります。そうしたニーズに応えるため、集塵機メーカーでもブロアの内製化に取り組み、特に風量型集塵機では低コスト化を実現できたということ。これが、低コストな集塵機の中でも信頼に足る理由といえそうです。
集塵機本体の費用相場の一例を挙げると、風量型集塵機なら10万円以下の製品もあるほど。工場内で粉塵を散乱させないためなら風量型集塵機でも事足りる可能性もありますが、取り扱っている製品に付着した粉塵の除去をするなら、小型でも高圧型集塵機が必要となります。
高圧型集塵機だと本体価格も40万円以上となるので、集塵機の本体価格を優先して機種選定すると、必要な集塵効果が得られないこともあるので注意が必要です。
下記リンクでは、集塵機の種類を大きく5つに分類し、各装置の用途や機能、解決できる現場の課題などをまとめます。ぜひご覧ください。
集塵機に関する費用として、導入後のランニングコストについても触れておきます。
集塵機メーカーであるサンテクノの公式HPには「集塵機のコスト比較」という表が掲載されていて、種類別のランニングコストは電気集塵機が小、サイクロンが中、スクラバーとバグフィルターが大となっています。サイクロンやスクラバーといった風力を利用する集塵機に比べて、電気式は本体価格が割高であるものの、微小な粒子にも対応可能で運用コストも抑えられるといったメリットがあるわけです。
また、バグフィルターは保守性も低となっている点が要注意。フィルターで粉塵を除去する仕組みのため、消耗品の交換及びコストがかかるのは必然です。
本サイトでは、タイプから選ぶ「集塵機とメーカー」について紹介しています。下記リンクも参考に、自社に合った製品を検討しましょう。
集塵機には様々な特性をもった製品があります。実際に集塵機を導入する際には、用途や環境に応じて適切なものを選ぶことが重要です。ここでは、排出する粉塵や設置スペースに適した製造現場に合わせたおすすめの集塵機を3つご紹介します。
レーザーマーカーのヒュームを除去
電子機械製造業へ導入
引用元:チコーエアーテック
https://biz.chiko-airtec.jp/lineup/
連続稼働で塗装面の異物吸着を防ぐ
自動車産業へ導入
引用元:新東工機製作所
https://kshinto.co.jp/product/dust/
反応工程で発生する有害ガスを除去
洗剤・洗浄剤製造業へ導入
引用元:集塵装置株式会社
https://www.ducoll.co.jp/product/factory/