集塵機の性能は、数種類の数値である程度測ることができます。実際に集塵機を選ぶ際には、この数値と、集塵する対象物や使用環境、設置場所などにより、導入すべき集塵機は変わってきます。ここでは、集塵機の性能を測る数値について説明していきます。
集塵機の性能は、性能の数値を測って確認します。集塵機の性能を表す数値4種類について、各々説明します。なお、実際に集塵機の性能を判断する際には、距離や吸い込みフード、ノズルなどを決める必要があります。
集塵機の性能を測る数値には、出力(W ワット)、電圧(V ボルト)、風量(Q m3/min(リューベパーミニッツ))、静圧(PskPa(キロパスカル))があります。ただ、これらの数値だけで集塵機の性能を判断することは難しいかもしれません。しかし、集塵機のある程度の性能を知る手段としては有効です。なお、距離や吸い込みフード、ノズルが決まれば、どの集塵機を選定すべきかも、ある程度判断することができます。ここでは、これらの数値について1つずつ解説していきます。
集塵機がどのくらいのパワーを持ったモータを使用しているかという数値です。数値が大きいほど力が大きいということになります。ただ、同じ数値でもその他の要素により集塵能力に差が出ます。
入力電圧のことです。使用する環境や地域により、100V~240Vと異なりますが、対応できる電圧を表示しています。電圧が高いほど効率よくモータを回転することができます。単相と三相があり、単相は1種類のみのもので、一般家庭に供給されているものは、単相100V/200Vです。三相は、主に業務用の電力として使用されていますが、一般家庭でも、大型エアコンの室外機の電源として使用されることもあります。
単位時間1分間に吸い込む空気の体積のことです。吸込口を基準とし、単位は「m3/min」で表します。これは、1分間(min)に吸い込む体積(m3)のことです。風量の値が大きいほど、粉塵を多く吸引することができます。集塵に必要な風量は、
①吸い込む粉塵の性質(重さや状態)
②必要なフード(ノズル)の大きさ
③距離(ゴミの発生源から吸い込み口までの距離)
から計算することができます。
風量Q=60×Vc×(10×X²+A)
Q:必要風量(m3/min)
Vc:制御風速(m/sec)
X:距離(m)
A:開口面の面積(m²)・・・L×W
この計算式で注目すべきポイントは、必要風量(Q)は、距離(X)の2乗に比例するという点です。すなわち、ゴミの位置から吸い込み口までの距離を短くすることが効率的に集塵することにつながります。なお、次の段階として、吸い込み口から集塵機までの距離も重要なポイントになります。
必要とする風量を得るためには、ホースや装置の抵抗に打ち勝つ風の力が必要です。その力が静圧です。羽根車の回転数を上げることにより、静圧が上がります。風量の単位は、通常m3/minで表します。これは1分間(min)に吸込む体積(m3)です。風量の値が大きいほど、粉塵を吸引することができます。
そのほか、フィルターの種類と面積、騒音レベル(dB)等もあります。
集塵機を選ぶ際には、集塵する対象物や使用環境、設置場所などにより、導入すべき集塵機は変わってきますが、集塵機の性能を測る数値を把握することも重要です。その数値は、出力(W ワット)、電圧(V ボルト)、風量(Q m3/min(リューベパーミニッツ))、静圧(PskPa(キロパスカル))、またそのほかにも、フィルターの種類と面積、騒音レベル(dB)等もあります。集塵機のスペックでこれらの数値を確認し、選定の判断材料にしましょう。
集塵機には様々な特性をもった製品があります。実際に集塵機を導入する際には、用途や環境に応じて適切なものを選ぶことが重要です。ここでは、排出する粉塵や設置スペースに適した製造現場に合わせたおすすめの集塵機を3つご紹介します。
レーザーマーカーのヒュームを除去
電子機械製造業へ導入
引用元:チコーエアーテック
https://biz.chiko-airtec.jp/lineup/
連続稼働で塗装面の異物吸着を防ぐ
自動車産業へ導入
引用元:新東工機製作所
https://kshinto.co.jp/product/dust/
反応工程で発生する有害ガスを除去
洗剤・洗浄剤製造業へ導入
引用元:集塵装置株式会社
https://www.ducoll.co.jp/product/factory/