多管式集塵機は、複数のサイクロンを並列配置し、遠心力を利用して粉塵を分離・回収する装置です。構造がシンプルで耐久性が高く、メンテナンスが容易です。コンパクトですが大量の粉塵を処理できます。
ここでは、多管式集塵機(マルチサイクロン)の仕組みや特徴、メリット・デメリット、主に活躍している現場の種類、貢献できるSDGs目標などについてまとめました。
多管式集塵機(マルチサイクロン)とは、複数の小型サイクロンを組み合わせた粉塵処理装置です。 粉塵を含む気体は各サイクロンエレメントに誘導され、その内部で高速旋回流を発生させて遠心力で粉塵を分離します。多数の小型サイクロンが粉塵を効率よく分離します。
省スペースで設置でき、簡素なダクトワークでコストダウンにも寄与します。腐食のトラブルが少なく、高級材を必要としないのでメンテナンス費用も抑えることができます。
上でもご紹介しましたが、構造的に省スペースで高効率な装置です。ダクトワークが容易なのでコストダウンにつながること、腐食のトラブルが少なく、高温の気体の集塵にも対応できます。
一方で、多管式集塵機(マルチサイクロン)は捕集できる粉塵の粒径に限界があります。極めて微細な粉塵の捕集には適さないこともあるので、処理対象に応じた導入の検討が必要です。 また、装置内に粉塵が付着したり堆積したりする可能性もあり、その場合にはメンテナンスの手間がかかります。
様々な作業現場での活躍が期待できる多管式集塵機(マルチサイクロン)ですが、中でも特に次のような会社や現場で多く見受けられます。
業種や工場のタイプを問わず、焼却炉排気やボイラー排気、乾燥機排気などが行われている現場でも活躍しています。
工場などから排出される含塵ガスを効率良く処理して大気汚染を防止し、「目標 3 あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する」に貢献します。
作業環境内の粉塵濃度低減による労働環境の改善により、「目標 8 すべての人々のための包摂的かつ持続可能な経済成長、雇用およびディーセント・ワークを推進する」に貢献します。
集めた粉塵を資源として再利用して、「目標 12 持続可能な消費と生産のパターンを確保する」に貢献します。
集塵機には様々な特性をもった製品があります。実際に集塵機を導入する際には、用途や環境に応じて適切なものを選ぶことが重要です。ここでは、排出する粉塵や設置スペースに適した製造現場に合わせたおすすめの集塵機を3つご紹介します。
レーザーマーカーのヒュームを除去
電子機械製造業へ導入
引用元:チコーエアーテック
https://biz.chiko-airtec.jp/lineup/
連続稼働で塗装面の異物吸着を防ぐ
自動車産業へ導入
引用元:新東工機製作所
https://kshinto.co.jp/product/dust/
反応工程で発生する有害ガスを除去
洗剤・洗浄剤製造業へ導入
引用元:集塵装置株式会社
https://www.ducoll.co.jp/product/factory/