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集塵機選定の基本

集塵機を選ぶ際は、装置のスペックやサイズに加え、浮遊する物質の種類、フィルター効率、省エネ性能などを考慮し、効果的かつ適切な装置を選ぶことが重要です。集塵機の選び方やポイントをまとめてみました。

産業用はどんな業種/現場で使われているか

製造業に分類される企業の工場では、多種多様な部材の加工や切削などが行われていて、効率的な集塵を実現するためには、その現場にマッチした集塵機が必要。その主な例を紹介します。

部材加工業の場合

取り扱っているのは石膏ボードや断熱ボード。素材の特性もあって、加工をすると現場では大量の切粉や削粉が発生し、何も対処をしなければ工場内の視界を確保できない状況になりかねません。

こうした部材加工の工場では、どこまでの集塵能力が必要なのかを精緻に試算して、対応可能な集塵機を導入する必要があります。同時に、集塵機による騒音防止対策や効率的なゴミ回収まできちんと考慮した施設づくりをしましょう。

金属切削加工業の場合

切削加工する素材が金属であることから、切削加工機がフル稼働する工場では油煙ミストが常時発散される状況。油煙ミストは人体や環境に有害なのはいうまでもなく、工場内の各種機械に対するリスク要因ともなります。

そこで必要となる集塵機がミストコレクターと呼ばれる、油煙ミストの回収装置。フィルター式とフィルターレス式の他、電気集塵式といった集塵機が対応可能で、現場ニーズにマッチした機種を選定することになります。

集塵機の「風量」と「静圧」について

集塵機選びでポイントとなるのが、「静圧」「風量」です。

「静圧」とは、空気中の塵や微粒子を吸引する際に発生する圧力のことです。集塵機の能力を示す重要な指標の一つであり、吸引力や排気効率に直結します。 いわゆる掃除機のようなイメージで、「静圧(高圧)型」の集塵機は、付着している異物などを集塵するのに向いています。スペック表などでは「kPa」の単位で表します。

一方、「風量」とは、1分あたりに吸引または排気できる空気の量を指します。単位は「m3/min」で表します。「風量」は、大きな換気扇のイメージです。空中に飛散した粉塵を集塵するのに向いています。

また、「静圧」と「風量」は背中合わせの関係にあります。
掃除機のホースを地面にピッタリと近づけると、吸引する力(静圧)は強くなりますが、吸っている空気の量(風量)は小さくなります。 逆に、換気扇のように、広い空間の空気を吸引している場合には、吸う力(静圧)は小さくなります

一体どのような環境で、どのような粉塵を集塵したいのかを見極めたうえで、「静圧」「風量」それぞれの特性を理解して、集塵機を選定する必要があります。

大型/小型による違い

同じ方式の集塵機でも、大型から小型まで、機種のサイズバリエーションがあります。単体で比較すれば大型集塵機の方がハイスペックに見えますが、これも現場ニーズとコストパフォーマンスを十分に精査する必要があります。

>例えば、小型集塵機を複数台導入する場合、生産ラインごとに設置することで配管工事を抑えたり、事後の配置換えなどもしやすいといったメリットがあります。

一方、大型集塵機だとダクト配管工事が必須となり導入コストにプラスアルファ加算されます。ただし、騒音対策や工場内の作業空間確保といった点では、大型の方が有利ともいえます。

集塵機が「集塵」できるもの

集塵機を選ぶ際は、静圧や風量といった使用目的だけでなく、集塵したい粉塵の種類を確認しておく必要があります。

粉塵は大まかに、

  • 浮遊する軽い粉塵や製品に付着してしまった粉塵
  • ハンダやレーザーマーキングなどによって発生する粘着性のある粉塵
  • マグネシウム・アルミニウム・アルミ軽合金などといった発火性の高い粉塵

などに分けられます。

発生する粉塵に合わない集塵機だと、集塵の効果が望めないばかりか、故障やトラブルの原因にもなってしまいます。

集塵機の選定で注意するべきポイント

集塵機は、静圧や風量、粉塵の種類だけでなく、フードの形状、ホース(ダクト)の長さ、何回曲がるか、などによっても性能が大きく変わります。

フードの形状はさまざまあり、外付け式上方吸引型や外付け式下方吸引型、外付け式側方吸引型、囲い式など、粉塵の飛散方向などを考慮して選ぶ必要があります。

また集塵する範囲や用途によって、ホース(ダクト)も長さや太さ、を考慮して選ぶ必要があります。

集塵機の性能は、スペック表の数値だけで最適であるかどうかを判断することはとても難しいといえます。性能を最大限発揮して効果を得るためにも、目的や用途を明確にして集塵機を選ぶ必要があります

目的に合った集塵機を選ぼう

上記内容以外にも、局所集塵で活躍する小型の集塵機と全体集塵で活躍する大型の集塵機など、大きさによっても集塵機の選び方は変わってきます。

正しく問題を解決するには、どのようなシーンで集塵機を使用したいのかを考えて、集塵機を選ぶようにしましょう。

利用シーンに即した
集塵機のタイプを見る

排出する粉塵、
設置スペースに適した
【製造現場別】
おすすめ集塵機3選

集塵機には様々な特性をもった製品があります。実際に集塵機を導入する際には、用途や環境に応じて適切なものを選ぶことが重要です。ここでは、排出する粉塵や設置スペースに適した製造現場に合わせたおすすめの集塵機を3つご紹介します。

レーザーマーカーのヒュームを除去
電子機械製造業へ導入

CBAシリーズ
(メーカー:チコーエアーテック)

引用元:チコーエアーテック
https://biz.chiko-airtec.jp/lineup/

特徴
  • 特殊なフィルタを搭載することで、粘着性の高いヒュームを効率的に吸引できるように設計。
  • 集塵機の状況が確認できるAT3パネルを搭載。各種圧力やブロア温度、回転数などを確認。

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連続稼働で塗装面の異物吸着を防ぐ
自動車産業へ導入

ジェットパルス式(PDC型)
(メーカー:新東工機製作所)
ジェットパルス式(PDC型)

引用元:新東工機製作所
https://kshinto.co.jp/product/dust/

特徴
  • 微細な塗料ミストや粉塵を効率的に捕集するジェットパルス式集塵機。
  • 自動清掃機能により、フィルターの目詰まりを防ぎ、長時間の連続運転が可能。


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反応工程で発生する有害ガスを除去
洗剤・洗浄剤製造業へ導入

化学系ガス処理装置
(メーカー:集塵装置株式会社)
化学系ガス処理装置

引用元:集塵装置株式会社
https://www.ducoll.co.jp/product/factory/

特徴
  • 有害ガスの性状に合わせて洗浄式や吸着式、直燃式、触媒酸化式から適切な装置を選定
  • 他社メーカーが断るような困難な課題でも、満足できるサービスを提供するよう尽力。


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