工場やクリーンルーム、土木現場で採用されている高圧型集塵機。粉塵などを回収する設備です。集塵機といっても種類はたくさんあります。ここでは、「高圧」に特徴を持つ高圧型集塵機について、その仕組みや特徴を解説します。高圧型集塵機のメリットとデメリットを理解して、適した場所に導入しましょう。実際にどのような現場で活躍しているかも紹介します。
強力な吸引力を持つのが特徴の高圧型集塵機。通常の集塵機よりも高い静圧を発生させるため、近距離での集塵に優れています。特定の場所にある粉塵をピンポイントで吸い上げるのが得意です。開口面積が小さいフードやスリットノズルを組み合わせることで、この性能を最大限に引き出すことができます。
表面に付着しやすい粉塵の除去に優れていることも特徴です。風量が小さいですが、強い吸引力で粉塵発生源の近くで効率的に集塵することができます。特定の用途に特化した集じんが得意です。主に製品に付着した異物を効果的に吸引する目的で使用されます。
高圧型集塵機のメリットは、強力な吸引力により、表面に付着した粉塵や異物を効果的に除去できることです。特に、狭い場所や精密な作業環境での使用に適しており、小さな開口部からの集塵にも優れています。また、近距離での集塵に効果的で、粉塵発生源の近くで効率的に集塵できます。
一方、デメリットは、風量が比較的小さいため、広範囲の集塵には向いていないことです。また、高圧を生み出すため、本体価格が風量型集塵機に比べて高くなる傾向があります。
高圧型集塵機は、特定の用途や精密な集塵作業に適していますが、使用目的や作業環境に応じて適切な選択が必要です。風量型集塵機と比較して、空中に飛散した粉塵の吸引には不向きな面もあるため、用途に合わせた選定をしましょう。
機械加工や切削作業で発生する微細な金属粉や樹脂粉などを効率的に除去するのに適していることから工場での利用に有効です。微粒子の除去が極めて重要なクリーンルームにおいても活躍しています。半導体製造や精密機器組立などの環境で、空気中の微小な粒子を捕捉し、清浄度を維持するのに役立ちます。
土木現場では、コンクリート切断やグラインダー作業などで発生する粉塵対策で活躍。狭い作業空間でも効果的に粉塵を吸引し、作業者の健康保護と周辺環境への影響を最小限に抑えることができます。
また、下記リンクでは、産業用の集塵機を扱うメーカーを【一覧】でまとめています。導入・検討材料として、ご覧ください。
高圧型集塵機を使用することで、作業環境の改善を通じて有害物質の排除を行い、健康的な労働環境を提供できます。作業者の健康と安全を守る役目を果たせるという観点で、SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に特に貢献していると言えるでしょう。
SDGsは、地球環境への取り組みだけではなく、従業員を守る環境を構築するという取り組みも大切にしています。高圧型集塵機は、周辺環境を改善し従業員の健康を守ることでSDGsに貢献している設備です。
下記リンクでは、集塵機メーカーが行う「SDGs」について紹介しています。工場でも行える、環境問題に配慮した取り組みが気になる方は、チェックしてみましょう。
集塵機には様々な特性をもった製品があります。実際に集塵機を導入する際には、用途や環境に応じて適切なものを選ぶことが重要です。ここでは、排出する粉塵や設置スペースに適した製造現場に合わせたおすすめの集塵機を3つご紹介します。
レーザーマーカーのヒュームを除去
電子機械製造業へ導入
引用元:チコーエアーテック
https://biz.chiko-airtec.jp/lineup/
連続稼働で塗装面の異物吸着を防ぐ
自動車産業へ導入
引用元:新東工機製作所
https://kshinto.co.jp/product/dust/
反応工程で発生する有害ガスを除去
洗剤・洗浄剤製造業へ導入
引用元:集塵装置株式会社
https://www.ducoll.co.jp/product/factory/