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工場・工業

集塵機は設置場所やその使用目的などによって選び方・気を付けるべきポイントが大きく変わってきます。ここではその中でも工場現場や工業目的という場面に適した集塵機の選び方や着目すべきポイントについて紹介・解説します。集塵機の選び方にお悩みの方はぜひ参考にして下さい。

工場に集塵機を導入するメリット

工場内の環境を清潔に保つことは、従業員の健康を守り、生産効率を向上させるために非常に重要です。粉塵などを吸引・除去するための集塵機の導入は、多くの工場で不可欠となっています。ここでは、工場に集塵機を導入する具体的なメリットについて詳しくご紹介します。

従業員の健康と安全の向上

健康被害の予防

工場内で発生する粉塵は、従業員の健康に重大な影響を及ぼす可能性があります。粉塵を長期間吸入すると、呼吸器系の疾患やアレルギー反応を引き起こすことがあります。特に、シリカ粉塵やアスベストなど有害物質を含む粉塵は、肺がんやじん肺症などの重篤な健康被害を引き起こすリスクがあります。集塵機を導入することで、空気中の有害な微粒子を効果的に除去し、健康被害を予防できます。

安全性の向上

粉塵が工場内に蓄積すると、視界不良や床が滑りやすくなることで事故のリスクが高まります。例えば、製鉄所や木材加工工場では、粉塵が視界を遮り、作業員が機械や道具に衝突する事故が発生しやすくなります。さらに、可燃性粉塵は爆発の危険性も伴います。集塵機を使用することで、作業環境の安全性が大幅に向上し、事故を未然に防ぐことができます。

生産効率の向上

機械の故障リスク低減

粉塵は工場内の機械や設備に悪影響を与えることがあります。細かい粉塵が機械内部に入り込むと、摩耗や故障の原因となり、生産ラインの停止を引き起こすことがあります。
また、レーザー加工やレーザーマーキングを行う際に発生するヒューム(微細な金属粒子や煙)についても適切に除去する必要があります。ワークにヒュームが付着して製品を劣化させたり、レーザー加工機のレンズに付着すれば、焦点ずれや印字ずれなどを発生させます。

特に精密機械や電子機器を扱う工場では、影響は深刻です。集塵機を導入することで、機械の故障リスクを低減し、安定した生産を維持できます。定期的なメンテナンスも容易になり、機械の寿命を延ばすことができます。

作業環境の改善

清潔で快適な作業環境は、従業員のモチベーションをアップさせ、生産効率を向上させます。粉塵を効果的に除去することで従業員が集中して作業に取り組むことができ、生産性が向上します。快適な作業環境で従業員のストレスを軽減させることにより、作業ミスや生産遅延が減り、結果的に工場全体の生産効率向上につながります。

環境への配慮

排出規制への対応

近年、環境保護の観点から工場の排出物に対する規制が厳しくなっています。粉塵の排出は、地域住民や周辺環境に悪影響を与えるため、法律や条例によって厳しく管理されています。集塵機を導入することで、排出基準を満たすことができ、法令遵守の面でも安心です。

社会的評価の向上

環境に配慮した取り組みを行うことで、企業の社会的評価の向上につながります。集塵機を導入して工場の環境改善に努めることで、顧客や取引先からの信頼を得ることができます。持続可能な経営を実践する企業としての評価が高まり、ブランドイメージの向上にも寄与します。また、環境に優しい取り組みは、従業員の誇りを高め、企業全体の士気向上にもつながります。

経済的メリット

メンテナンスコストの削減

粉塵が機械に与える悪影響を軽減することで、メンテナンスの頻度や修繕コストを削減することができます。定期的なメンテナンスや部品交換が減少し、機械の稼働時間を最大化することで、長期的な経済的なメリットを得られます。さらに、故障や生産停止による損失を防ぐことができ、安定した生産計画の遂行が可能となります。

製品品質の向上

清潔な環境で製造された製品は、品質が高く安定しています。粉塵の影響を受けにくい環境を整えることで、不良品の発生率を低減し、製品の品質向上につながります。特に、食品加工や医薬品製造など、クリーンな環境が求められる業界では、集塵機の導入は必須です。高品質な製品を提供することで、顧客満足度が向上し、リピーターや新規顧客の獲得につながります。

自社の抱える問題を整理する

課題の洗い出し

新たな設備の導入や古くなった設備の更新を行う場合には必ずその目的があります。「生産力を高めるため」「品質を上げるため」などといったパワーアップを目的とする場合の他、「既存設備が壊れたため」「制度が変わって導入しなければならなくなった」などといった目的がある場合もあるでしょう。まずは自社の中で「なぜ集塵機を導入することになったのか?」という課題部分を明確にしておきましょう。どのようなソリューションでも導入は目的を達成するための手段であり、導入が目的ではないはずです。この課題をしっかりと洗い出しておくと、集塵機選びにおける方向性にも一貫性が出るでしょう。

解決に繋がる機能・スペックを

課題の洗い出しが出来て目的が定まったら、「その課題を解決するためにはどのような機能・スペックがいるのか?」を考えましょう。新たに導入する場合には選んでいる設備は求める目的を達成する機能を持っているかどうか、既存の設備をパワーアップする場合には求める機能が今のものよりも優れているかどうかに着目します。単純に古くなった設備を新しくする、というだけであれば同じ機種を選ぶか同じスペックのものを選ぶとよいですが、以前よりも安価で優れた装置が開発されている可能性もありますので、新たに検討してみることをおすすめします。

集塵機を導入する際に考えたいこと

粉塵の種類と特性

工場で集塵機を選ぶときは、まず粉塵の種類と特性を考えましょう。粉塵が粗いか細かいか、乾いているか湿っているかを確認するのが大事です。また、粉塵に腐食性や爆発性がある場合には、それに対応した装置が必要です。

集塵機の規模

次に、集塵機の大きさを考えます。大量の粉塵を処理する工場や大規模な施設には大型の集塵機が必要です。一方、小規模な施設や特定の機械に取り付ける場合には小型の集塵機が適しています。

「どこで使うか」という目的の話もありますが、「どのような工場レイアウトに設置するか」というスペース的なポイントも押さえておく必要があります。どれくらいの広さの工場でどれくらいのスペースがあり、集塵機を設置するとどうなるかというところまで考えたうえで集塵機選びを行いましょう。必要な機能を重視するがあまり大きな機体の集塵機になってしまった、などというトラブルが発生しないよう、レイアウトも意識しながら選びましょう。

環境条件

集塵機を設置する場所の環境条件も重要です。例えば、高温や低温、湿気が多いか乾燥しているかに応じて、適した集塵機を選ぶ必要があります。

メンテナンスと運用コスト

最後に、メンテナンスのしやすさと運用コストを考慮します。フィルターの交換や清掃の頻度、電力消費、排水処理費用などを考えて、長期的に効率よく使える集塵機を選ぶことが大切です。

集塵機の種類

工場や工業目的で集塵機を導入する場合、「有害粉塵類(粒子)を捕集する」事を目的にするケースが多々見受けられます。そういった目的に適した集塵方式の一例を紹介します。

バグフィルター式

バグフィルター式集塵機は、網目の細かいフィルターを通して空気中の粉塵を捕集する装置です。フィルターが埃をキャッチする仕組みは、網で小さな魚を捕まえるようなものです。この装置は高い集塵効率を誇り、多くの産業で広く使用され7割以上のシェアを占めているといわれる集塵機の代表格です。しかし、フィルターが埃で詰まりやすいため、定期的な掃除とメンテナンスが必要です。また、粉塵が溜まりすぎると装置の性能が低下し、粉塵爆発のリスクもあるため注意が必要です。

主に乾燥した粉塵や木くずに適しており、高温や湿気の多い場所には不向きです。

サイクロン式

サイクロン式集塵機は、空気を旋回させて遠心力で粉塵を分離する装置です。洗濯機の脱水機能のように、重い埃を外側に飛ばして分離します。この方式は高温ガスや湿気の多い環境でも使用可能です。ただし、微細な埃には効果が薄く、設置に広いスペースが必要です。また、風速の調整が重要で、適切でないと効率が落ちるため注意が必要です。

主に鉄粉や乾燥した粉塵に適していますが、細かい粉塵には向きません。

湿式スクラバー式

湿式スクラバー式集塵機は、水を使って空気中の粉塵を洗い流す装置です。雨が埃を洗い流すように、水で粉塵を捕らえて除去します。この方式は粉塵爆発のリスクが低く、安全性が高いのが特徴です。しかし、装置が錆びやすく、メンテナンスコストが高いことが弱点です。また、排水処理が必要で、運用コストがかかる点にも注意が必要です。

水分を含んだ粉塵や湿気の多い環境に適していますが、乾燥した粉塵には不向きです。

電気式集塵機

電気式集塵機は、高電圧を利用して粉塵を帯電させ、集塵極に吸着させる装置です。磁石が金属を引き寄せるように、帯電した粉塵を効率よく吸着します。この方式は高温高圧環境でも対応可能で、集塵率90~99.9%と高く、効率よく微細な粉塵も除去できます。しかし、導入費用が高く、定期的なメンテナンスが必要で、電力消費も多い点が弱点です。設置には適切な電源が必要です。

微細な粉塵や有害ガスの除去に適していますが、大量の粗い粉塵には不向きです。

ポイントを押さえた集塵機選びを

集塵機選びは課題を解決してはじめて成功といえるでしょう。そのためこのページで説明したようなさまざまなポイントを押さえながら機体選びを行いましょう。納入実績の多いメーカーであれば業界や設置場所ごとで気を付けるべきポイントをよく知っているかもしれませんので、必要に応じて相談してみることもおすすめします。

排出する粉塵、
設置スペースに適した
【製造現場別】
おすすめ集塵機3選

集塵機には様々な特性をもった製品があります。実際に集塵機を導入する際には、用途や環境に応じて適切なものを選ぶことが重要です。ここでは、排出する粉塵や設置スペースに適した製造現場に合わせたおすすめの集塵機を3つご紹介します。

レーザーマーカーのヒュームを除去
電子機械製造業へ導入

CBAシリーズ
(メーカー:チコーエアーテック)

引用元:チコーエアーテック
https://biz.chiko-airtec.jp/lineup/

特徴
  • 特殊なフィルタを搭載することで、粘着性の高いヒュームを効率的に吸引できるように設計。
  • 集塵機の状況が確認できるAT3パネルを搭載。各種圧力やブロア温度、回転数などを確認。

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連続稼働で塗装面の異物吸着を防ぐ
自動車産業へ導入

ジェットパルス式(PDC型)
(メーカー:新東工機製作所)
ジェットパルス式(PDC型)

引用元:新東工機製作所
https://kshinto.co.jp/product/dust/

特徴
  • 微細な塗料ミストや粉塵を効率的に捕集するジェットパルス式集塵機。
  • 自動清掃機能により、フィルターの目詰まりを防ぎ、長時間の連続運転が可能。


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反応工程で発生する有害ガスを除去
洗剤・洗浄剤製造業へ導入

化学系ガス処理装置
(メーカー:集塵装置株式会社)
化学系ガス処理装置

引用元:集塵装置株式会社
https://www.ducoll.co.jp/product/factory/

特徴
  • 有害ガスの性状に合わせて洗浄式や吸着式、直燃式、触媒酸化式から適切な装置を選定
  • 他社メーカーが断るような困難な課題でも、満足できるサービスを提供するよう尽力。


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